きらめきとひらめきを
12月29日 雪
すっかり年の瀬となり、仙台は冬らしい雪景色が広がっています。
先日、せんだい3.11メモリアル交流館さまの、企画展のデザインに関わらせていただいている関係で「杜の都れんが下水洞窟」を見学させていただきました。
仙台市内には明治30年代に築造された、煉瓦づくりの下水道管が3ヶ所残っています。戦火や震災に耐え現在も使用され続けています。歴史的に貴重なこの煉瓦下水道は、その価値が認められ平成22年に土木学会選奨土木遺産に認定されています。そのうちの1つが、青葉区西公園C60広場(SL広場)そばの地下に埋設されています。らせん階段で地下8メートルまで降り下水道管が埋設されている光景は、とても地上からは想像できない仙台市下水道の歴史が広がっていました。
。。。なぜ、下水道見学かと申しますと。。。せんだい3.11メモリアル交流館さまのご紹介と合わせて、ご案内させていただきます。
せんだい3.11メモリアル交流館は、東日本大震災を知り学ぶための場であるとともに、津波により大きな被害を受けた仙台市東部沿岸地域への玄関口でもあります。交流スペースや展示室、スタジオといった機能を通じて、みんなで震災や地域の記憶を語り継いでいくための場所です。場所は地下鉄東西線荒井駅舎内にあります。
1月22日より『企画展 3.11現場の事実×心の事実 それでも、下水は止められない。』が始まります。
3月11日。仙台市の下水の約7割を処理する南蒲生浄化センターは、津波で壊滅的な被害を受けました。機能の多くを失っても誇りをかけて仕事を遂げた職員など、複数のインタビューをもとに職員の言葉、写真、映像、イラストでそのドラマをお伝えします。
よろしければ、皆さまお誘い合わせのうえ、ご覧いただけたらと思います。
| 18.12.29 |